口育ってなに?
口育(こういく)とは、口を育てるということです。
口を育てるとはどういうことか?
その前に、最近、お口が育っていない子どもが多いんです。
お口が育っていないってどういうことかというと
呼吸に関しては
・口が開いている
食べ方・飲み方に関しては
・丸呑みをする
・食べこぼしが多い
・何度もかんで全然飲み込まない
・食べるにに時間がかかる
などは、お口が育っていないかもしれません。
お口が育っていないと、歯並びに影響してきます。
また、お口が開いたままの「お口ぽかん」はお口の中が乾燥するので
むし歯になりやすかったりもします。
また、これは仮説の段階ですが
お口が開いたままだと、口呼吸にあり自律神経にも影響して
交感神経優位の状態になるため、炎症が起きやすい身体になっていると
免疫系統にも影響して、歯周病が発病しやすい状態に
なってしまうことが予想されます。
いまだになぜ歯周病になるのか
歯周病と歯肉炎の境目は何なのか
歯肉炎から歯周病のリスクファクターは何なのかは
わかっていません。
僕の勝手な予想ですが
炎症が起きにくい身体を作っておくこと+
歯周病菌の量を減らすこと
の両輪が重要だと考えています。
今までは、歯周病は感染症という考え方が主流でした
それに加えて
炎症と力のコントロール
といわれるようになりました。
そして、次は
全身の炎症のコントロール
それは、
ストレスフリーな状態をつくること
などになってくると想定しています。
ただ、ストレルフリーな状態は生物学的、量子力学的にはほぼ不可能な状態なので
具体的なストレスフリーな状態はまた今度で。
話を戻すと
口育は、
食べ方、飲み方、舌の使い方、呼吸、姿勢などが関わっています
そして、
赤ちゃん(乳幼児期)からの
抱き方、授乳の仕方、寝かせ方もとーーーっても関わっています。
むしろ、乳幼児期にほぼ決まるといってもいいくらい。
究極には出産後の数日が勝負です。
というのも、そこで赤ちゃんの飲み方が決まるからです。
母乳で飲むのか、哺乳瓶で飲むのか
母乳が出ないのか、出るようにするにはどうすればいいのか
正直、そこは出産した産婦人科の方針や、産後についた
助産師の技術、知識、考え方で決まると思います。
赤ちゃんの頃の授乳はとっても大事です。
それが、3歳以降の食べ方、飲み方、につながり
異常嚥下癖、タングスラストという悪習癖などを引き起こしてしまうからです。
爪噛みや指しゃぶり、貧乏ゆすりは感覚の問題ですけどね。
口育の本の一番最初に
「乳児期からの呼吸と嚥下が、歯並び、顔貌、記憶力、身長、運動能力、アトピー、喘息、発達障害、姿勢に
大きな影響を与えます」
と書かれています。
エビデンスを出すには、多因子すぎてエビデンスレベルを高めるのは難しく
コクランレベルでも、当たり前だよね という結論しか出ないのがオチです。
エビデンスで考えるだけなく、自分や子どもがどのように豊かになってほしいかを
イメージしながら、口育を取りれていくことが重要です。