妊娠中の骨盤ケアが歯並びにつながる!?
学園前アップル歯科・おとなこども矯正歯科の三原広吏です
前回は、骨盤底筋を鍛えることが
姿勢や、歯並び、側湾症の予防に重要とお話しました。
今回は、骨盤の形についてお話しします
骨盤の形は、丸型、細長型、扁平型の3つにおおきく分かれます。(+ハート形もあったりもします)
安産に理想的なのは、丸型やハート形と言われています。
逆に、細長型や扁平型だと、赤ちゃんの頭が通りにくいので
帝王切開や難産になる可能性があるといわれています
(昔は円形が多かったが、現代は細長型が多いといわれています)
たとえ円形でも
小さかったら、赤ちゃんの頭が通りにくいので、注意が必要です
そして
安産のためには、骨盤の形だけでなく、骨盤の角度も重要です
恥骨の角度だったり
仙骨と坐骨の角度だったり
(詳しく話すとややこしくなるので、角度が重要くらいと覚えておいてください)
参照 https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/pregnancy/body/pt0221.html
なぜ、歯医者が骨盤の形や安産についてお伝えしているかというと
赤ちゃんの出産の仕方が、歯並びに関わるからです
それは下記のサイトの図を見ていただきたいのですが
https://knowledge.nurse-senka.jp/227386
赤ちゃんは、まっすぐ出てくるのではなく、回転しながらトルネードように
回りながら出てきます
(これを専門用語で回旋といいます )
出産時には、仙腸関節と恥骨結合の間が、離開して、出産直後(分娩直後)は最大8mmくらい
開くといわれています。だいたい1ヶ月ほどで元に戻り、2〜3ヶ月ほどで安定するといわれています
参照 https://qr.paps.jp/qjwIz
それが、骨盤の形や角度が悪いために
うまく出てこれなくなると、ひっかかり、出てくるときに反ってしまい
首を痛めてしまうと、出産後の反り返りや授乳に影響します
飲み方や食べ方が歯並びに影響すると以前お伝えした通り、
出産の時に首を痛めてしまって、それが原因でうまく飲めなくなる(授乳障害が起こる)と
口も開いたまま、お口ぽかんで歯並びが悪くなるだけでなく、
栄養の問題、睡眠の問題、成長に伴う側湾症のリスクも高まります
(そうなると、いくら赤ちゃん歯科が重要で、正しい飲み方、深飲みやラッチオンを指導しても
うまくいきません それは、背骨が反ってしまっていることが原因だからです)
側湾症と診断されると、場合によっては背骨をボルトで固定して
一生、そのボルトと付き合っていかないといけません
骨盤は、骨なので遺伝と思われがちですが、
骨は育てるもの(つまり環境が大事)
骨盤の形は、前後の大きさは小学校上がるまでの6歳までに決まり
左右(横)の大きさは思春期前後まで、だいたい中学生あたり
といわれています
つまり
その時期に骨盤をしっかり育てることが重要です
妊娠中に骨盤を育てるのは現実的に厳しいので
妊娠中は、立ち方、座り方、そして座っている時の姿勢を整えるだけでも
変わります
実際、当院に通院中の妊婦の方も
この、立ち方、座り方を指導したことにより逆子が改善したという方もおられます
出産は、一生に数回しかない一大イベント
お子様の未来や、豊かな人生、健やかな成長のためにも
ぜひ、立ち方、座り方を知って実践してください
実際の立ち方、座り方のやり方は当院の助産師、または保育士にご相談ください
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